日本では1987年に初めて放送されて人気となった台湾映画(映像作品)がモチーフで、漢字で書くと「幽幻道士」。そして機種名の後半にあるように、新Cタイムを搭載している。Cタイムでの大当たり期待値はこれまで20％が上限だったが、50％に緩和され、7月1日からホールへの設置が可能となった。その第1号機が本機なのである。

Cタイムは「月夜モード」といい、RUSH終了後、通常時の小当たりの一部、「月夜モード」中の通常大当たり後、RAMクリア時に突入する。約1/19.2の転落確率を引く前に1/29.03を引ければ、大当たりまたはRUSH突入となる。

初当たりの1.0％は10R＋RUSH(継続率約80％)、58.5％は2R＋RUSH(継続率約68％)、40.5％は2Rのみ。図柄揃い確率は約1/319だが、「月夜モード」突入と合わせると約1/199となる。「月夜モード」の期待値を含めて全体的な振り分けを考えると、10R＋RUSHが約1％、2R＋RUSHが約48％、「月夜モード」経由のRUSHが約18％、2R通常が約33％。

RUSHは「来来RUSH」という名称で、大当たりはすべて10R、初回と2連目以降とで転落確率が変化する。このため、継続率も約68％から約80％に上昇。そして前述の通り、RUSH終了後は「月夜モード」に突入するため、引き戻しも加味すると実質の継続率は約88％となる。

内規上、人気のラッキートリガーを搭載することはできないが、新Cタイムおよび本機が業界に一石を投じることは間違いない。